五月シチュマ(08’)
2008年06月19日

久米島の各地域で旧暦5月15日に行われ、初穂に実入りが多く豊作
になるよう祈願する祭事(稲穂祭)
拝所に日覆屋(ローカーヤー)が設け、その中で ”ヌール”(のろ、巫女)
が”ウムル”(おもろ)を謡い祭事が執り行われる。
この祭事は何百年と続いて来ているが、近年においては信仰心が薄れ
以前は十数人いた”ヌール”も一人だけとなり、またそれに係る人も数人
だけになってしまった。
ここ数年、わしも係って来たが継続するにも”ヌール”が誕生しなければ
どうなることか?
”ヌール”曰く、”ヌール”となる人は、誰でも成れる訳にもいかないと・・・。
神に選ばれし者のみが神からの暗示を自ら悟り、また”ヌール”に成る
までに相当きつい試練が課せられやっと誕生する。
神の暗示には、自分自身・家族に何らかの厄が訪れ原因不明の病や
大怪我、精神障害を課せられるそうだ・・・。
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Posted by uezy at 14:51│Comments(0)
│行 事