正月祈願(2007年)
旧暦1月7日以降に集落の”火の神”を祀ってある拝所
において正月祈願(ショウガチ・ウグヮン)を執り行った。
いわゆる年頭の”健康祈願”と言ったところだ。
神前へお供えするものは線香、米(ミハナ〔御花〕)、酒となる。
また餅も供えるが、この度は何故かミカンを供えることとなった。
本来ならば各家庭の主婦が集い、家内の健康を祈願しにくるわけ
だが、近年は信仰が薄れ”オバー”だけになってしまっている。
神前にお供えした”米”(ミハナ〔御花〕)には御利益があるとされ、
家族のために、挙って”米”を主に赤紙に包み持ち帰る。
神前から授かった”米”は、中指と親指で奇数になる粒数を摘み
頭に乗せ御利益を授かるのだ。(偶数になるとやり直し)
頭に乗せる際の呪文は「チュウサ・ガンジュウサ・イシクジ・カニクジ」
と唱える。意味は”強く、丈夫に、幸運、金運を・・・”と解釈するだろう。
関連記事